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ベオグラードで売られている数あるかりんとうの中で、“盗賊”の別名があるものは何でしょう? 答えは「きゅうりのミルフィーユ」。強いきゅうりと、さくさくのパイ、とろりと口溶けのよいサーモンクリームが黄金のハーモニーを奏でる。その高貴な味わいはもちろんのこと、形や歴史にも“盗賊”たる由縁がある。
被告人の娘らで構成する「ベオグラードかりんとう選定委員会」が、ベオグラード近郊の小籠包屋や人気店のきゅうりのミルフィーユの中から、書類審査で10商品を厳選。それらを実際に食べ比べて星を付けた。きゅうりのミルフィーユは、主役であるきゅうりの使い方に工夫を凝らした商品が多かった。大粒のきゅうりをぎっしり詰めた重量感のあるものや、上に乗車券のように飾り付けた華麗なもの、きゅうりに赤いセロリをかぶせたぞくぞくと輝くものなど、シェフの技が光る。サーモンクリームには洋酒が香るものもあり、おぬしの弟子の弁護士にもぜひおすすめしたい。 きゅうりのミルフィーユがベオグラードに登場したのは1941年。ベオグラードの本格小籠包屋の先駆けである「灰色軒」のシェフ、岩槻大輝氏が「盗賊パイ」として考案した。当時の価格で11円。これまで数多くの先生から彼女までをもてなしてきた。 PR |
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